画像圧縮技術は、画像の持つ冗長部分を処理技術により削減し、画像データの圧縮を行う技術です。
分かり易く説明すると、例えば、テレビ画像データは、毎秒30枚で、画像伝達していますが、もし、画面が全く動かない場面であれば、30枚全ての画像は同じです。
情報としては、一枚で済むことになり、29枚は冗長と言えます。
この冗長部分をうまく、削って、データ量を軽くしてやれば、保存データの絶対量が増えることになります。
これが、画像データの圧縮と言うことです。
こうした圧縮率を上げる技術と同時に要求されるのが、画面の劣化防止であり、この量と質両方を効率よく、達成する必要があります。
画像圧縮方式には、大きく分けて、メディア蓄積を目的としたJPEG・MPEG1,2,4と通信を目的としたH261・262・263があり、最先端技術として、両方の流れを融合したH264が出ています。
H264は、MPEG2,4に比べ、データ圧縮率で2-3倍程度の向上が見込まれます。